百薬の長も過ぎれば毒に

昔から「酒は百薬の長」といわれます。確かにアルコールには血行を良くしたり、リラックス効果やストレス軽減に効果があることが各種の研究や報告で確認されています。
実際にある調査によれば、アルコールを全く飲まない人よりも、適度にアルコールを摂取している人の方が長生きをするという結果が出ています。ところが、過度の飲酒は逆に健康に悪影響を及ぼします。
まず急激な飲酒は脳にダメージを与え、急性アルコール中毒を引き起こします。また、過度の飲酒を続けているとアルコールを摂取していないと精神的に不安定になるアルコール依存症になってしまう恐れもあります。
次にアルコールは胃の粘膜を破壊するので大量の飲酒は胃壁が荒れて、胃炎や胃潰瘍を起こす場合があります。最悪、胃がんの原因にもなりかねません。
この他にもすい臓や大腸・小腸など主な内臓に影響を与えるのですが、中でもアルコールを吸収・分解する肝臓は最もダメージを受けやすい臓器です。この肝臓の処理能力を超えるアルコールを摂取し続けると肝硬変やアルコール性肝炎の原因となります。
ビールや日本酒など糖質が多いお酒と脂っこいおつまみなどを摂取すると脂肪を生成、吸収しやすくなるので肥満の原因にもなります。ちょっと怖い話になりましたが、これはあくまで飲みすぎた場合です。
飲み会など付き合いでどうしても飲みすぎてしまっても、次の日には飲酒をやめて休肝日にするなどフォローをしましょう。また飲むときにもペース配分をコントロールしたり、胃を保護するようなたんぱく質の豊富なおつまみを一緒に食べればダメージはぐっと和らぎます。
適度に飲んで健康増進に大いに活用するようにしたいですね。

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